研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、グラフェンの特性を利用した生化学研究のための新たなプラットフォーム"Lab on a graphene"構想の第一歩として、グラフェントランジスタ表面のセンシング領域がデバイ長の範囲内にとどまるという問題を解消するため、「酵素反応産物による電気的な生体分子検出」と「反応系のマイクロメートルスケールへの封じ込め」を用いたバイオセンシング技術を開発した。グラフェン上に酵素分子ウレアーゼを捕捉して反応産物を検出することに成功し、また捕捉した病原体を酵素反応産物を指標に検出することにも成功した。本法により、デバイ遮蔽による限界を超えた高感度なバイオセンシングが可能であることが実証された。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
Japanese Journal of Applied Physics
巻: 56 号: 3 ページ: 030302-030302
10.7567/jjap.56.030302
210000147449
Journal of The Surface Science Society of Japan
巻: 印刷中
130005175850
MATERIAL STAGE
巻: 16 ページ: 65-70
40021003549
http://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/se/