研究課題/領域番号 |
16K13646
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
藤原 正澄 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 講師 (30540190)
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研究分担者 |
湯川 博 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (30634646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ナノ光ファイバ / 一細胞解析 / 再生医療 / 細胞 / ナノ光デバイス / 生体計測 / ラマン散乱 / ナノバイオ / マイクロ・ナノデバイス / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
細胞内部の情報をリアルタイムで計測可能な一細胞計測は、幹細胞のがん化や老化などを検出し、単一細胞診断につながる重要な技術である。生きた臓器内の細胞を観察する光ファイバ型細胞診断技術を目指して、ナノ光ファイバという光デバイスによる技術開発を行った。ナノ光ファイバを細胞挿入可能なようにニードル化するために、可動型酸水素バーナーシステムを構築し、ナノ光ファイバの形状自在制御、ニードル化、数値解析による設計を行った。またラマン散乱や蛍光ナノ粒子を複合化して細胞内計測を行うために、ナノ粒子のラマン散乱特性評価や幹細胞機能の評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、量子エレクトロニクス分野で開発してきたナノ光デバイスを、大胆にも幹細胞の 一細胞計測にまで応用しようとする挑戦的な目標を掲げている。ナノ光ファイバは超高効率蛍光検出ナノデバイスとして、既に理論・実験両面でその詳細な動作特性が明らかとなっており、これをニードル化する事に成功した点で、新しいバイオ分析コンセプトを提供している。また幹細胞移植治療でのリモートセンシングを念頭に、再生因子への影響などを解明した点で、バイオ医療応用への方向性を示した点で、将来の分析ツールとして期待される。
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