研究課題/領域番号 |
16K13679
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
近藤 剛弘 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (70373305)
|
研究協力者 |
中村 潤児
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 走査トンネル顕微鏡 / 超精密分光 / ヘテロダイン検出 / 光周波数コム / 走査トンネル顕微 / 表面・界面物性 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
走査トンネル顕微鏡システムの周りに電磁干渉シールドを設置し,電磁波の遮断を実現させ,熱処理を施したミューメタルによる浮遊磁場遮断を実現し,室温におけるトンネル電流のスペクトルアナライザ上でのノイズレベルの信号強度がこれまでよりも2ケタ程度低い条件を確立することに成功しました.光周波数コム信号を用いた新しい超精密分光手法,周波数コムヘテロダイン走査型トンネル分光法の原理を確立することにも成功しました.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では時間分解能と空間分解能とエネルギー分解能の極限の技術である周波数コムと走査トンネル顕微鏡を融合させた計測(周波数コムヘテロダイン走査型トンネル分光法(FC-HSTS))の原理を確立しました.これは物理,化学,生物などの様々な分野における超精密分光法として今後の新しい計測のパラダイムを築いた結果ともいえる大きな成果です.今後,本研究で構築したFC-HSTSを基にした新しい科学技術の発展が期待されます.
|