研究課題/領域番号 |
16K13739
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計算科学
|
研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
林 亮子 金沢工業大学, 工学部, 准教授 (30303332)
|
研究協力者 |
水関 博志
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 計算科学 / データ科学 / データマイニング / シミュレーション / 発火点 / 分子ワイヤ / 材料設計 / 数値計算 / 量子化学 / 機械学習 / 有機化合物 / 決定木 / ランダムフォレスト / ケモインフォマティクス / データ処理 / 分子 / 進化的アルゴリズム |
研究成果の概要 |
データマイニング適用の例題として,炭素,酸素および水素の3種類の元素のみを含む非常に基礎的な化合物群について発火点予測及び発火点決定ルール抽出を試みた.264件の学習データによるランダムフォレストを用いてテストデータ30件中26件で100K以内の誤差で発火点を予測することができた.決定木では30件中22件で100K以内の誤差で発火点を予測することができた.決定木では,これまで経験的に知られていた発火点に関するルールのいくつかを確認でき,さらにそれらのルールにおける閾値を定量的に調べることができた.今後は2原子分子のシミュレーション結果を用いて分子ワイヤにつながる材料設計を試みる予定である.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年材料科学において,これまで蓄積したデータとデータ科学を活用して新規の材料を研究開発する機運が国内外で高まっている.本研究はデータ科学とシミュレーションを組み合わせて材料開発を目指す材料設計プラットフォームシステムを目的とし,そのシステムを用いて分子ワイヤの探索問題を解くことを目指し,必要となる研究開発を行うものである.分子ワイヤは分子レベルで作る結線であり,近年分子機械や分子回路が現実に作成されるようになってきたために注目されている物質である.そのため,本研究が目的とする分子ワイヤ物質の探索は,ナノテクノロジーや材料科学の観点からも意義がある.
|