研究課題/領域番号 |
16K13756
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
幾何学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大鹿 健一 大阪大学, 理学研究科, 教授 (70183225)
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研究分担者 |
角 大輝 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (40313324)
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研究協力者 |
宮地 秀樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Klein群 / Teichmuller空間 / 擬等角写像 / Teichmuller理論 / 力学系 / 不連続性 / 複素力学系 / ending lamination / conical limit point |
研究成果の概要 |
従来位相幾何学的な記述しかなかったKlein群の理論とその諸概念を,Cannon-Thurston写像という道具を通して,複素解析的な枠組みで捉えるような形に改変する作業を韓国のWoojin Jeonらと共同でおこなった.さらに写像類群の幾何学的に自然な作用達が,剛性を持つことをStrasbourgのPapadopoulosとの共同研究で示した.またこの分野の重要な手法である擬等角写像と正則2次微分を指紋の数値化の研究に応用することを可能にした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Klein群の理論を3次元位相幾何学に依存しない形に拡張していくことにより,より開かれた理論体系とすることができた.これにより,この理論が,幾何的群論,Teichmuller空間論,複素力学系など数学内部で応用できるようになったのみならず,指紋の数値化という応用数学の結果にも結びつけることができた.
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