研究課題/領域番号 |
16K13784
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 文衛 東京工業大学, 理学院, 准教授 (40397823)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 太陽系外惑星 / 光学赤外線天文学 / 早期型星 / 高分散分光 |
研究成果の概要 |
本研究では、発見が難しい早期型星(BA 型星)周りの惑星を検出する新たな手法を開発した。早期型星のスペクトルには吸収線がほとんど見られないため、中心星の視線速度を測定する視線速度法は適用できないが、逆に中心星のスペクトルに埋もれた惑星のスペクトルは検出しやすくなるため、惑星放射を直接検出できる可能性がある。このアイディアに基づき模擬データを作成して解析方法のシミュレーションを行った結果、地球大気の吸収線をきれいに取り除くことができれば中間赤外線(Mバンド)波長域において惑星スペクトルの検出が可能であることが分かった。今回開発した手法は、次世代大型望遠鏡を用いた観測で有用になると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来困難であった早期型星周りの惑星系を発見・確認するための新たな方法論の一つを提示するものであり、系外惑星研究において新たな分野を切り拓く可能性を秘めている。特に、惑星のトランジットが観測されていないくても適用できるため、従来発見できなかった惑星の発見が可能になるという点で有用である。系外惑星は社会的にも関心の高い研究分野であり、新たな知見を社会に還元できるという意義がある。
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