研究課題
挑戦的萌芽研究
低温度星周りの系外惑星において光合成が可能であるか、生物学的な反応を考慮した上で成果をまとめ、論文を発表した。これにより、地球とは異なる光環境においても、同様の光合成システムをもつ植物が存在する新たな可能性を示唆することができた。四色同時撮像装置MuSCAT2を完成させ、スペインのカナリア天体物理観測所1.5m望遠鏡に搭載した。MuSCAT2と系外惑星探査衛星TESSとの連携により系外惑星を発見した。また、最終年度だけでも関連論文が3編発表された。これらの光合成と低温度星周りの系外惑星に関わる議論を、他分野の若手研究者が集まり継続的に情報交換を行い分野融合的な研究を推し進めた。
太陽系外惑星が多く見つかっている中、その中での生物の可能性を探ることは一般的な興味関心も高い。一方で、系外惑星の地表のサンプルを取得することも現時点では不可能である。そのため、外から観測することで得られる情報として、生命に関わる情報を取得できる可能性のあるものの一つが植物である。しかし、天文学者だけでは植物の生物学的な反応の詳細がわからないため、生物学の研究者との連携が必要不可欠であった。今回、天文学と生物学が融合することにより、宇宙における生命発見に向けた新しい可能性を、太陽系の近くにある低温度星周りの系外惑星に見いだすことができた。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 8件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 10件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (4件)
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