研究課題/領域番号 |
16K13819
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岸田 英夫 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40311633)
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研究協力者 |
小山 剛史
中村 優斗
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | テラヘルツ / 共役系高分子 / 周期構造 / ポーラロン / 分子性化合物 |
研究成果の概要 |
周期構造を有する有機材料として、ドナー性分子(D)およびアクセプター性分子(A)の交互構造を有するDA型共役系高分子に着目し、電子状態と光学応答の関係およびテラヘルツ領域の光学応答について研究を行った。DA型共役系高分子に化学ドーピングを行うと単一種の構成ユニットからなる共役系高分子と類似のポーラロン状態が得られた。DA型共役系高分子のテラヘルツ応答は単一種の構成ユニットからなる共役系高分子の応答と類似しているが、局在性の強い応答が観測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数種の構成ユニットからなり周期的な電子系を持つ共役系高分子は、電子状態の高い制御性、光吸収帯が長波長領域に広がっていることなどから種々の用途に応用される可能性がある。そのような周期構造を有する共役系高分子の伝導状態について、その電子状態をテラヘルツ領域のスペクトル測定などにより光学的に明らかにしたことには意義があると考えられる。
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