研究課題/領域番号 |
16K13841
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
北野 晴久 青山学院大学, 理工学部, 教授 (00313164)
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研究分担者 |
鮎川 晋也 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 特任助教 (90625477)
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連携研究者 |
小池 洋二 東北大学, 工学系研究科, 教授 (70134038)
野地 尚 東北大学, 工学系研究科, 助教 (50180740)
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研究協力者 |
岡田 一宏
大沼 遥
高木 友宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 鉄カルコゲナイド / 電気化学 / 固有ジョセフソン接合 / インターカレーション / デインターカレーション / 層間制御 / イオンビーム / 多バンド効果 / スピン軌道相互作用効果 / 物性実験 / 高温超伝導 / ジョセフソン効果 / 鉄カルコゲナイド超伝導体 |
研究成果の概要 |
鉄カルコゲナイド超伝導体は、鉄系超伝導体の中で最も単純な結晶構造を持つ一方、多彩な物性を示す。本研究では、この系の新奇量子現象を活かした超伝導デバイスの創製を目指し、従来困難とされた単結晶試料への電気化学処理を試みた。Fe(Se,Te)単結晶中に微小ブリッジを作製し、電気化学反応による過剰鉄の減少に伴う超伝導転移温度の上昇と残留抵抗の減少を確認した。単結晶への微細加工は、電気化学反応時間を大幅に短縮させる。微小接合素子への電気化学処理は、低減衰型接合に見られる履歴型電流電圧特性を増強させる。これはFe(Se,Te)系における固有ジョセフソン接合系の形成を強く示唆する。
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