研究課題
挑戦的萌芽研究
セルソーターを用いて、福井県水月湖の堆積物から高純度の化石花粉を抽出する技術を開発した。年代測定に必要な100万粒子を抽出するのに要する時間は、前処理まで含めると、平均で1サンプルおよそ1~1.5日(1人の研究者が1台の装置を用いた場合)まで短縮することができた。次に、抽出された化石花粉に対して放射性炭素年代測定を実施して、先行研究(Bronk Ramsey et al. 2012)によって判明していた樹木の葉化石の年代と比較したところ、両者はきわめて良い一致を示した。すなわち、葉化石が算出しない層準でも、リザーバー効果のない放射性炭素年代を安定的に得ることができる技術の確立に成功した。
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