研究課題/領域番号 |
16K13900
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
栗谷 豪 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (80397900)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | マグマ / 水循環 / マントル遷移層 / 停滞スラブ / プレート内火成活動 / 地殻・マントル物質 / 火山 |
研究成果の概要 |
中国北東部下のマントル遷移層には停滞太平洋スラブが滞留しており、また顕著に水に富んでいることが地球物理学的観測によって明らかにされている。そこで本研究は、遷移層の含水量の時間変化(=停滞スラブの脱水フラックス)を明らかにすることを目的とし、スラブ直上の中国北東部~東シナ海に分布する60 Ma~0 Maの火山岩の解析を行った。その結果、ソースマントル含水量に有意な時間変化が見られなかったため、脱水フラックスを推定するには至らなかったが、60 Ma~0 Maにわたってマントル遷移層は水に富んでいたことなどを実証的に明らかにし、さらに停滞スラブ上の火成活動の要因を包括的に説明するモデルを提示した。
|