研究課題/領域番号 |
16K13980
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 大分大学 (2017-2019) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
岡 芳美 大分大学, 全学研究推進機構, 助教 (30470115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ラジカルペア / クリプトクロム・モデル / 脂質ラフトモデル / 顕微下 / 光誘起電子移動反応 / フラビン / DNA / ペプチド核酸 / 微弱磁場センシング / DNA2重鎖 / クリプトクロム / 脂質ラフトモデル膜 |
研究成果の概要 |
青色光受容体タンパク質クリプトクロムの磁気センシングに着目して、微弱磁場をセンシングできる人工システムの構築を目指した。生体と同様の反応経路を辿るフラビンの1重項励起状態からのフラビン-トリプトファン(Trp)・1重項ラジカルペア形成過程の実現、最終的な3重項ラジカルペアの長寿命化の実現、巨大一枚膜の脂質ラフト相(厳密には、脂質ラフトモデル膜の秩序液体相)を反応場とする顕微下イメージングが可能なシステムについて検討した。パルミトイル修飾したTrp含有ペプチド核酸(PNA)と(比較的水溶性の高い)フラビンを含有した相補DNAの2重鎖と脂質ラフトモデル膜を用い、モデル系の構築に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における人工系の構築は、構造-磁気センシング機能の相関を明らかにできる一助になると考える。生体のタンパク質と同様の反応経路を辿る人工系を構築できたことは重要な知見である。生物の磁気受容機能解明につながるだけでなく、その現象(地磁気程度の微弱磁場のセンシング)を利用できる(役に立つ)材料、システムへと展開するための研究の第一歩として意義があると考える。
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