研究課題/領域番号 |
16K13982
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
池田 篤志 広島大学, 工学研究科, 教授 (90274505)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | センサ / ポルフィリン / シクロデキストリン / 光電変換 / 超分子錯体 / センサー / 分子認識 / ホスト-ゲスト相互作用 / ホストーゲスト相互作用 / 超分子化学 / 生体分子 / ホストーゲスト相互作用 |
研究成果の概要 |
当研究では、光電気化学センサーの作製を目指した。そのため、電極上にポルフィリンなどの色素を積層する必要がある。電極上ではポルフィリンを密に積層すると、励起子の自己失活やゲスト分子との相互作用の立体障害となることが予想される。そこで、予めシクロデキストリンによってポルフィリンを包接し、ポルフィリン間の接触をできないようにすることを考えた。このシクロデキストリン・ポルフィリン錯体を基板から延ばした官能基とつなげることで、密に積層されすぎることを防ぎ、高感度センサーとする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センサーを作製する際、色素をできる限り多く基板上に載せたいが、多すぎると自己失活が起こり、その結果、性能が低下してしまう。基板にポルフィリンを高密度で、しかもお互いが接触しないように積層するために、かご状のシクロデキストリン錯体によって覆うことでポルフィリン同士が接触しないようにすることを考えた。積層に吸着できるような置換基をもったポルフィリンでもシクロデキストリンと錯体が形成できることを明らかにできた。また、生体内でも使える長波長の光を吸収できるポルフィリン誘導体についても錯形成できた。今後は、これらの錯体を電極状に積層することで高感度な光電変換型のセンサー開発につながるものと期待される。
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