研究課題/領域番号 |
16K13991
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
間瀬 暢之 静岡大学, 工学部, 教授 (40313936)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | グリーンケミストリー / 樽化学 / 多相系反応 / 気相-液相-固相反応 / 空気酸化反応 / アルコールの酸化的脱水素化 / 環境調和型合成 / 網羅的スクリーニング / アルコールの酸化 / グリーン酸化システム |
研究成果の概要 |
蒸留酒の熟成過程では常圧・常温・空気雰囲気下でアセトアルデヒドの濃度が上昇することが知られている。この熟成過程で観察されるエタノール酸化メカニズムを解明すれば、香味を制御した機能性飲料の開発だけでなく、研究室から工業スケールまでに適応した環境調和型酸化反応の開発に貢献できる。40%EtOH水溶液中、銅触媒、添加剤として樽材に含有されるリグニンの熱分解物であるカテコール誘導体を加えると、アセトアルデヒドが得られた。蒸留酒中ではフェントン型酸化反応によってエタノールが酸化されていると示唆された。本反応系は新たな環境調和型酸化反応として、一般的なアルコール酸化反応への応用が期待される。
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