研究課題/領域番号 |
16K14031
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
樫田 啓 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (30452189)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 六重鎖 / 人工核酸 / 人工塩基 / シアヌル酸 / アミノピリミジン / 水素結合 / 核酸 / 多重鎖 |
研究成果の概要 |
天然核酸はプリン塩基の両面で水素結合することにより、三重鎖や四重鎖構造を形成することが知られている。本研究では、この天然塩基を模倣し両面で水素結合可能な人工塩基を導入した人工核酸を合成した。その結果、この人工核酸が六重鎖構造を形成することを明らかにした。この六重鎖構造は、二価陽イオン存在下や低pHで安定化することが分かった。これらのことは六重鎖構造がpHセンサーや金属イオンセンサーとして機能することを示唆している。また、分子モデリング計算を行ったところ六重鎖構造は内部に空孔をもったユニークな構造をしていることが示唆された。そのため、新たな超分子モチーフやイオンチャネルとしての応用が期待できる。
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