研究課題/領域番号 |
16K14036
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
林 高史 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20222226)
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研究協力者 |
大洞 光司 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (10631202)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人工光合成 / 光捕集 / ヘムタンパク質 / 触媒 / 補因子 / 色素 |
研究成果の概要 |
本研究ではタンパク質を基盤として人工光捕集系の構築と触媒の導入による人工合成の達成を最終的な目標として、特に新規光捕集系の開発に重点を置いて研究に取り組んだ。その成果として、ヘムタンパク質の人工超分子集合体において、球体のミセル状集合体、らせん状集合体、感情集合体の構築を、それぞれ光捕集系における色素集合体として達成した。また天然ヘムタンパク質六量体を基盤として複数の色素を有する光捕集系を構築した。さらに物質変換を試行した触媒の合成を実施し、人工光合成のための予備的知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、人工合成を最終ゴールとして、新規なタンパク質を基盤とする光捕集系と触媒の導入を研究した。近年のエネルギー問題を考える上で、人工合成の実現は非常に重要な課題であり、天然光合成系でも利用されているタンパク質は光捕集系の足場として、有用であることが本研究の学術的知見として得られた。今後、導入する触媒の検討や最適化により太陽光の効率的な利用によるエネルギー生産や物質変換への応用が期待される。
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