研究課題/領域番号 |
16K14038
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
常盤野 哲生 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (50312343)
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研究分担者 |
伊藤 一志 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (30507116)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポリジメチルシロキサン / カーボンナノチューブ / リグノセルロースナノファイバー / レーザー脱離イオン化法 / 酵素反応 / 細胞接着 / セルロースナノファイバー / ポリジメチルジオキサン / LDI質量分析 / 複合材料 / 生体分子 / ナノチューブ |
研究成果の概要 |
本研究では生体に適合した新規素材を開発する目的で、シリコーンポリマー(高分子)を基に、その表面に他の有機材料を加えた複合素材を作成した。シリコーンポリマーと炭素材料であるカーボンナノチューブとの複合素材では、酵素反応および反応生成物の質量分析を可能にした。またバイオマスの一種であるリグノセルロース繊維との複合素材においては、細胞接着性が高い性質を示したことから、新規培養容器に応用できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記の酵素反応や生体培養に適合したポリマー素材の開発は、質量分析を用いた目的成分の簡便な高感度分析と迅速な分析手法の開発、開発素材で作成した容器内での培養細胞の接着性や増殖性、組織化の制御を可能とするものである。将来的には生命科学および再生医療分野において、代謝物解析や高度な細胞培養技術へ応用されることにより、迅速な検査手法の提供や、再生組織の効率的培養といった先端医療に役立つ基盤技術の一つとなりうると期待される。
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