研究課題/領域番号 |
16K14047
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
青木 隆史 京都工芸繊維大学, 繊維学系, 准教授 (80231760)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コアセルベート / ポリマー濃縮層 / ファウリング / タンパク質 / 水処理膜 / 高分子濃縮層 / 防汚効果 / N,N-dimethylacrylamide / n-butyl methacrylate / ポリマー濃厚層 / 水資源、水循環 / 表面・界面物性 / 水質汚濁・土壌汚染防止・浄化 |
研究成果の概要 |
新しいコンセプトに基づいたポリマー表面修飾剤による防汚効果について検討している。N,N-dimethylacrylamide (DMAAm)とn-butyl methacrylate (BMA)とからなるコポリマーが、バルク水から液ー液相分離(水を含んだポリマー濃厚溶液(コアセルベート))を生起する。このコポリマーの水処理膜表面への化学修飾を想定し、タンパク質の吸着挙動を調べた結果、当該コポリマー修飾表面上でタンパク質吸着が抑えられている結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水/固体界面で生起する吸着現象は古くから知られており、吸着することは、界面が存在すれば自然に生起する現象である。したがって、反対に吸着を抑制することは容易なことではなく、抑制するための新規界面の獲得は重要な課題である。今回、実施した実験結果の中から、水/固体界面で生起する吸着を抑える表面の状態についての分子設計がより明らかになったと同時に、水浄化のための水処理膜表面でのファウリング現象や人工臓器などで課題となっている血液の凝固反応を軽減するための母材表面へのポリマー修飾方法についての初歩的な知見が得られ、様々な応用展開へ繋がることが期待できる。
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