研究課題/領域番号 |
16K14076
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大塚 英幸 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (00293051)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高分子・繊維材料 / 高分子反応 / 力学応答性高分子 / ナノファイバー / 応力発光 |
研究成果の概要 |
本研究では、力学的刺激により発光する「応力発光特性」をもつテトラアリールスクシノニトリル骨格を導入した応力発光ナノファイバーの開発を指向して、応力発光に適用可能なテトラアリールスクシノニトリル骨格含有高分子を合成を検討した。具体的には、テトラアリールスクシノニトリル骨格を有するジオール誘導体を出発原料の一つとして、ソフトセグメントとハードセグメントの比率が異なるいくつかのセグメント化ポリウレタンを合成した。得られたポリウレタンは応力発光特性が確認された。また、エレクトロスピニング法を利用して、テトラアリールスクシノニトリル骨格含ポリウレタンのナノファイバー作成を試み、最適化の条件を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後、詳細な評価が必要ではあるが、今回の研究を通して、応力発光ナノファイバーに関する研究の基盤を構築できた。ナノファイバーシートの応力発光特性を系統的に解析することで、新しい機能性ナノファイバーシートを作製するという材料化学的な視点のみならず、未解明な点が多く存在しているメカノケミストリーの視点からも、力学的刺激と化学反応の相関関係の解明に寄与でき、新しいサイエンスの領域を構築することができると考えられる。
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