研究課題/領域番号 |
16K14183
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
蔭山 健介 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30272280)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エレクトレット / 超音波センサ / 空中超音波 / 微細パターニング / 物体検出 / フレキシブルセンサ / センサアレイ / パルス圧縮 / 音響情報・制御 |
研究成果の概要 |
PTFEとシリカ凝集体を用いることで4μm程度の極薄で高い電荷保持特性を示し,レーザ照射により微細パターニングが可能なエレクトレットを作製することができた。このエレクトレットは,エレクトレットコンデンサセンサ(ECS)の性能向上に寄与できると考えられる。一方でシリカ凝集体エレクトレットを用いたフレキシブルECSを用いて円筒形状で空中超音波センサアレイを製作したところ,特に近距離の全方位での物体位置検出に優れた性能を示すことが明らかとなった。また,このECSはパルス圧縮法と呼ばれる周波数変調による性能向上も可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極薄で電荷保持特性に優れたエレクトレットを作製でき,フィルム素材を用いてエレクトレット素子を製作することで柔軟に変形可能な空中超音波センサが製作可能であることが示された。また,このエレクトレットはレーザ加工可能であり,微細パターニングされた空中超音波センサアレイの製造可能性が示された。これらの成果から,特に近距離での全方位での物体検出に適した超音波センサが開発可能と考えられ,指の動きをワイドレンジかつ非接触でトラッキング可能なモーションセンシング等の空中超音波を用いたセンシング技術の向上が期待できる。
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