研究成果の概要 |
狭窄部を含むマイクロ流路を内蔵したマイクロチップ,圧力センサ,アクチュエータ組み込み型シリンジポンプ,実時間高速ビジョン等を組み込んだシステムを構築した.この実験システムを用いて狭窄部入り口部に細胞を接触させた状態からPush/Pullの実験を行い,細胞が狭窄部に進入する際の変形の様子について実験的に調べた.実験では液体塩分濃度を0.6%, 0.7%, 0.8%と変え,塩分濃度の影響についても考慮した.実験を行った結果,一般的な傾向として狭窄部に局所的に入り込んだ細胞の長さは,PushよりPullの方が長くなった.さらにその長さは塩分濃度が低くなるほど,短くなるという興味深い結果が得られた.
|