研究課題/領域番号 |
16K14217
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
小迫 雅裕 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80350429)
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研究分担者 |
三宅 弘晃 東京都市大学, 工学部, 准教授 (60421864)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ポリマーナノコンポジット / 絶縁材料 / ナノ粒子 / 沿面放電 / 二次電子放出係数 / 量子化学計算 / インパルス放電 / エポキシ樹脂 / ナノコンポジット / 機能性絶縁材料 / テーラーメイド / ナノフィラー / フラーレン / 電気機器工学 / 電子・電気材料 |
研究成果の概要 |
エポキシ・シリカナノコンポジットを作製し,同試料における絶縁油中のインパルス沿面放電耐電圧を評価した。その結果,無添加試料と比べると,1wt%のナノシリカ添加で沿面放電耐電圧が10%向上し,10wt%のナノシリカ添加では逆に10%低下した。この向上効果は,ナノ粒子の電子性キャリアトラップの影響が大きく関わっていると考えられる。 二次電子放出係数の測定結果から,ナノシリカ添加において二次電子放出係数がわずかに抑制されることがわかった。量子化学計算を実施し,ナノ粒子が深い電子トラップの働きを示すことを明確化できた。これらの結果が絶縁破壊電圧および沿面放電耐圧の向上メカニズムの一因であると推察した。
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