研究課題/領域番号 |
16K14265
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田久 修 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (40453815)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 物理層セキュリティ / 無線センサネットワーク / コグニティブ無線 / 電波センサ / 人工雑音 / 情報通信工学 |
研究成果の概要 |
屋内などの室内を囲む壁に、電波の検出、中継、人工雑音の放射の機能を有する電波センサをアレイ状に多数配置した、マッシブ電波センサアレイを利用した電波漏洩対策の検討を進めた。電波センサを多数用いることで、単一センサ当たりの電力を抑えたとしても、環境モニタリング、人工雑音及び中継伝送により室内の電波漏洩に対する情報漏洩抑制を実現する。解析検討、シミュレーション評価を進め、マッシブ電波センサアレイの基盤となる技術及び原理を確立した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題で得られた研究成果とその意義は次のとおりである。所望とする通信エリアの情報漏洩を抑制するため、人工雑音が利用できることを明らかにした。特に、センサを多数配置することで、不要な人工雑音による干渉を抑制するため、他の無線システムとの共存が可能になる。次に、多数センサの協調送信により、より多くの無線端末の同時送信を可能にした。これは、無線通信で問題となる周波数資源の枯渇問題への対策としても有効である。多数の電波センサによる人やモノの位置推定法は、電波を利用した人やモノの見守りシステムに応用でき、より安全な生活を実現できる無線システムとして期待される。
|