研究課題/領域番号 |
16K14282
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
平田 光男 宇都宮大学, 工学部, 教授 (50282447)
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研究分担者 |
鈴木 雅康 宇都宮大学, 工学部, 助教 (10456692)
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研究協力者 |
薄井 竣介
福田 将大
爲國 康太
瀧澤 侑也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ハードディスク装置 / エネルギー回生 / 制振軌道設計 / 終端状態制御 / PWM型入力系 / シーク制御 / 軌道設計 / ナノスケールサーボ制御 / ロバスト制御 |
研究成果の概要 |
世界で消費されるハードディスクドライブ(HDD)の消費電力はクラウドの普及と相まって,著しく増大すると言われている。これを少しでも削減できれば,社会に与えるインパクトは大きなものとなる。そこで,本研究ではHDDの制御系にエネルギー回生機構を導入し,そのための軌道設計を行った。HDDの位置決め軌道は,エネルギーの削減だけでなく,機械振動の影響も考慮して設計しなければならない。そこで,それらを考慮した軌道を終端状態制御により求め,HDDの位置決め系を模擬した2慣性系を用いて,提案法の有効性を検証した。その結果,制振性能を高めた軌道ほど,エネルギー回生の効果が高くなることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HDDの消費電力は近い将来原発数百基分に膨れ上がるとの試算もある。そのため,消費電力を数%低減できただけでも,相当大きな削減となる。さらに,本研究で得られた成果は,工場などで24時間操業される工作機械など,各種産業機器の消費電力削減にも有効である。このように,本研究の成果は低炭素社会の実現に大きく貢献できる。
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