研究課題/領域番号 |
16K14284
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉江 俊治 京都大学, 情報学研究科, 教授 (80171148)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | システム同定 / 閉ループ同定 / 線形システム / 非線形システム / マルチエージェント / 制御工学 / システムモデリング / 最適化 |
研究成果の概要 |
多数のサブシステムがネットワーク結合された大規模システムを対象としたシステム同定と制御に関するものである.個々のサブシステムの入出力データからそのモデルを構築する部分システム同定法について考察し,二つの手法を提案した.一つは部分空間法の枠組みで,核ノルム最小化と射影を用いる手法であり,他のサブシステムの情報や雑音モデルを必要としない.もう一つは仮想制御器で安定化されたモデルの出力を用いる新しい出力誤差法であり,非線形システムにも適用可能である.さらにフォーメーション制御を対象にスケーラブルな新しい制御法を提案した.これらの手法の有効性は数値例で確認している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電力のスマートグリッドに代表される大規模なネットワーク結合型システムを対象とした制御が現在では不可欠となっている.その制御の基礎となるのはシステムのモデル構築であるが,このような大規模システムのモデルを入出力データから直接構成することは難しい.本研究では,部分サブシステムに着目し,その入出力データから直接にサブシステムをモデル化する手法を提案したものである.非線形システムにも対応可能である.
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