研究課題/領域番号 |
16K14305
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
飯塚 敦 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (40184361)
|
研究分担者 |
竹山 智英 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (00452011)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | デコルマ帯 / 粘土鉱物の変質 / 地盤力学 / 弾塑性構成式 / 土/水連成解析 / アスペリティー / スロースリップ地震 / 海溝型地震メカニズム / 鉱物変質 / スロースリップ / ダイレタンシー特性 / ひずみ軟化 / 弾塑性構成モデル / 地震性すべり |
研究成果の概要 |
本研究では,デコルマ帯の滑り込み部表層を対象に,スメクタイトからイライトへの変質を考慮した弾塑性構成モデルを開発し,土/水連成の力学体系に組み込んだ.プレート沈み込みを想定して,せん断力を受けながらデコルマ帯が変質する場合の数値シミュレーションを行なった.変質に伴う過剰間隙水圧の発生が現れ,この過剰間隙水圧の発生は,デコルマ帯付近で観測された事実と良く整合していた.さらに,変質に伴い過圧密化することにより,せん断力を受け続けるとやがて軟化して強度が低下することが分かった.このことは,デコルマ帯で固着が生じ,ゆっくり地震が発生するメカニズムに一致する.
|