研究課題/領域番号 |
16K14306
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中島 伸一郎 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (70346089)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 岩石亀裂 / 圧力溶解沈殿 / 微小圧子 / X線CT / 岩石 / き裂 / 開口幅 / 圧力溶解 / 圧子 / 亀裂 / 資源開発工学 / 岩盤力学 |
研究成果の概要 |
微小圧子による岩石亀裂の圧力溶解沈殿現象の直接観測を実現するための基礎技術として,マイクロフォーカスX線CTを用いた亀裂開口・接触状態の計測方法の開発を行った.X線CT画像に対してCanny法に基づくエッジ検出処理を行うことで,亀裂の開口幅や接触面積を高精度に計測可能であることを実証した.CT画像のレジストレーション法も検討し,撮像時期の異なるCT画像の座標合わせが可能となった.これらの画像処理技術は微小圧子押込み実験の計測技術のひとつとして活用される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地震発生メカニズムの解明や高レベル放射性廃棄物の地層処分の計画,地中深部で行われる強化地熱システム(EGS)の開発などの地中深部のプロジェクトにおいて,亀裂の透水性や摩擦強度の長期変化は極めて重要な課題である.本研究では,亀裂接触部近傍で発生する圧力溶解沈殿現象を室内実験で直接観測する微小圧子押込み実験のための基礎技術として,X線CTによる亀裂開口・接触状況の計測技術を開発した.この技術により,亀裂内部の接触位置・面積を非接触で高精度に計測することが可能となった.
|