研究課題/領域番号 |
16K14331
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
樋口 隆哉 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (40300628)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ニホンミツバチ / 忌避行動 / 環境大気 / 有害性評価 / 土木環境システム |
研究成果の概要 |
本研究では、ニホンミツバチを用いて環境大気(ガス状汚染物質)を対象とした有害性評価を行うことが可能であるかどうかについて検討した。アンモニアおよびアセトアルデヒドを曝露したときのミツバチの上昇時間を測定したところ、水の場合と比較して長くなる傾向にあることが分かった。このことから、ミツバチの上昇時間を測定することでガス状汚染物質に対する忌避性を把握し、有害性評価に結びつけうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ニホンミツバチの生体への影響に先立つ忌避行動を観察することで、環境大気(ガス状汚染物質)の有害性評価が可能となりうることが示された。本研究の進展によって、さらに短時間での判定が可能となれば、装置の簡便化と作業の軽減、観察結果の分かりやすさにもつながる。また、身近な生物を利用することで、一般住民や子供を対象とした住民対応や環境教育にも生かすことができると考えられる。
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