研究課題/領域番号 |
16K14333
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
宮内 啓介 東北学院大学, 工学部, 教授 (20324014)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヒ素 / 検出システム / バイオセンサー / ヒ素耐性遺伝子群 / ヒ素濃度測定 / レポーター遺伝子 / ArsR / ヒ酸 / 亜ヒ酸 / Rhodococcus / 転写制御 / 測定 |
研究成果の概要 |
細菌のヒ素耐性遺伝子群とその転写制御系を用いた水環境中のヒ素検出システムを開発した。亜ヒ酸存在下で転写抑制を解く転写制御因子ArsRとそれが結合するプロモーター領域を用いたレポータープラスミドを構築し、宿主細菌に導入することで、水溶液中のヒ酸及び亜ヒ酸を検出可能な系を構築した。さらに、ヒ素の排出ポンプ遺伝子を含む遺伝子群の破壊株を用いることでヒ素に対する感度を上昇させること、リン酸存在下で測定することで亜ヒ酸のみに反応する系を構築することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サンプルと混合してインキュベートし発光量を測定するだけで、環境基準値以下の濃度のサンプルでも亜ヒ酸を検出可能な系を構築することができた。また、既知のヒ酸還元酵素遺伝子以外にもヒ酸還元に関与している遺伝子の存在が示唆されるなど、細菌とヒ素の関わりに関する新たな知見を得ることができた。
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