研究課題/領域番号 |
16K14365
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
末包 伸吾 神戸大学, 工学研究科, 教授 (10273757)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ノイトラ / アメリカ西海岸 / 近代建築 / 持続可能性 / 建築思想 / リチャード・ノイトラ / Survival Through Design / 建築論 / 形成過程 |
研究成果の概要 |
本研究は,アメリカ西海岸を対象に,そこでの建築思潮の形成と発展過程を,地域性と標準化の呼応という,従来,相容れないとされてきた点に着目し,その特性を導くことにより,環境との呼応という建築の持続可能性のあり方とその現代的意義を建築意匠論の点から明らかした.特に本研究では,アメリカ西海岸の近代建築を主導した建築家ノイトラの建築思想について幅広く総合的かつ相対的に取り扱い,これまでの研究成果との比較から.彼の思想を位置づけた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アメリカ西海岸における近代建築の形成過程は,住宅を中心とし,その形成当初から,むしろ標準化とともに地域性を重視した建築,環境との呼応と重視した建築を創出してきた.近代建築は一般的に合理性を重んじた均質化・標準化された建築の創出を行ってきたとされるが,それは世界の画一化を招くという事態に陥ることとなる.建築の,そして地域の持続可能性が求められる現在,アメリカ西海岸における近代建築思潮の形成と発展過程の特性を明らかにすることにより,建築意匠論の立場から,今後の持続可能性のための視座を得た.
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