研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,強誘電体・圧電体の物質研究の新しいパラダイムの構築を念頭に,構成元素の共有結合性に依存しない機構に基づいて、新規強誘電体・圧電体の開拓を目指した.具体的には,ルドルスデン-ポッパー型層状ペロブスカイト酸化物に焦点を当て,強誘電体の物質探索を行った.計算と実験を組み合わせた研究を通じて,Sr3Zr2O7が新規強誘電体であることを発見した。また,二種類の非極性の構造歪み(酸素八面体回転)の組み合わせが結晶構造の反転対称性を破り,強誘電性の発現をもたらすことを実験と理論から明らかにした.さらに,この系では酸素八面体回転により多くの準安定相が存在し,強誘電相と競合していることがわかった。
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すべて 国際共同研究 (7件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 7件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
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