研究課題/領域番号 |
16K14420
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
岸本 堅剛 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (50234216)
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研究分担者 |
赤井 光治 山口大学, 国際総合科学部, 教授 (20314825)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 熱電材料 / 多谷構造 / クラスレート化合物 / ウェイド化合物 / 電子構造計算 / バンド構造 / 有効質量 / 電子構造 |
研究成果の概要 |
バンド計算を利用して,多谷の電子構造を有する熱電材料の候補物質を探索した。いくつかの物質について,その試料体を作製し,熱電特性を測定した。それにより,熱電性能に対する多谷構造の有効性を議論するとともに,高性能な熱電材料を開発した。例えば,クラスレート化合物Na8Ga8Ge38やウェイド化合物KGa3は,多谷構造に起因する比較的高い熱電性能を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱電発電では排熱から電気エネルギーを作ることができる。それに使用する熱電材料の高性能化を試みた。本研究で着目したのは多谷の電子構造である。理論計算により新たな候補物質を探すとともに,数種の候補物質の試料体を作製し,特性評価した。その結果,多谷構造による熱電性能への好影響を観測した。また,いくつかの高性能物質を開発した。
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