研究課題/領域番号 |
16K14425
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
小菅 厚子 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (30379143)
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研究分担者 |
久保田 佳基 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50254371)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 熱電材料 / 非熱平衡反応 / 電気的特性 / 熱伝導率 / 構造・機能材料 / 金属物性 / 結晶工学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、室温以下のマイナス温度域で高性能な熱電特性が予測されているが、作製が極めて困難であるためこれまで作製されたことがない熱電材料を、非熱平衡反応を用いて作製することに挑戦した。その結果、試料作製に成功したのみならず、試料作製時の条件を変化させたり、試料に対して元素置換を行ったりすることで、熱電材料の電気と熱輸送特性がどのような影響を受けるかについての詳細な理解も得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案した、「非熱平衡反応を用いた準安定相バルク材料の作製法」は、熱電分野のみならず、準安定相バルク状材料を得ることでしか、物性が得られないような分野にも応用できることから、これまで明らかになっていない基礎物性の解明に繋がる可能性があるという点で意義がある。また、本研究をさらに発展させ、高い熱電特性をもつ材料が今後開発できれば、マイナス温度域の廃熱回収技術の一端を担うという意味で、社会的にも重要な研究に繋がると期待できる。
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