研究課題/領域番号 |
16K14441
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
瀧川 順庸 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70382231)
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研究協力者 |
久間 千早希 大阪府立大学, 工学研究科, 大学院生
佐藤 奏 大阪府立大学, 工学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 電解析出法 / アルミニウム合金 / 延性 / 脆化元素低減 / ナノ結晶材料 / 固溶強化 / 薄膜プロセス・めっき・配線 / バルクナノ結晶材料 |
研究成果の概要 |
ジメチルスルホン浴を用いた電解析出法による、高強度・高延性バルクナノ結晶アルミニウム合金の作製を目的として行った。最初に、脆化元素である硫黄・塩素の除去プロセスを構築した。次に、第一原理計算により、結晶粒微細化および固溶強化元素としてCu、Fe、Mn、Zrを選択した。この中で、Cu、Mn、Zr添加合金においてバルク体が作製可能であった。引張試験の結果、Al-Zr合金は156 MPaの引張強度、20%の延性を示した。この降伏強度と伸びは、非熱処理型商用Al合金の強度-延性バランスにおける最高値と同等であり、商用Al合金と同等の強度・延性バランスに優れる電析Al合金の作製に成功した。
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