研究課題/領域番号 |
16K14442
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
奥出 裕亮 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第一部機械技術グループ, 副主任研究員 (10707102)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 凝着抑制技術 / 円筒深絞り加工 / チタン合金板 / 酸化被膜 / 圧縮空気 / 高周波振動 / 絞り加工 / チタン / 酸化膜 / 湿り空気 / 材料加工・処理 |
研究成果の概要 |
容易に金型への凝着が生じるチタンの絞り加工における凝着抑制法の開発に取り組んだ。チタンの凝着は表面の酸化被膜が加工中に剥離するため凝着が生じることに着目し、絞り加工中の酸化被膜の剥離を抑制することでチタンの凝着を抑制する方法を開発した。具体的には、酸化被膜を施したチタン合金板の円筒深絞り加工において、圧縮空気の金型内部への援用と高周波振動印加しわ抑え力の援用することにより、チタンの酸化被膜剥離を抑制した。結果として、金型への凝着を抑制したドライ・セミドライプレス加工を達成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
チタン合金のプレス加工では、容易に金型へチタンが凝着する。化学的にはチタンは非常に活性な金属のため、従来の凝着抑制法で使用される潤滑剤や、コーティング金型では凝着を抑制することが困難であり、コーティング金型と潤滑剤を適用しても抑制は困難であった。本研究で開発した凝着抑制法では圧縮空気を適用するため、潤滑剤を適用しない環境負荷を低減したドライ・セミドライプレスにおいて金型の材質が一般的なダイス鋼の条件でも凝着を抑制することが可能な手法となる。
|