研究課題/領域番号 |
16K14443
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金属・資源生産工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
早稲田 嘉夫 東北大学, 多元物質科学研究所, 名誉教授 (00006058)
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研究分担者 |
篠田 弘造 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (10311549)
助永 壮平 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (20432859)
柴田 浩幸 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (50250824)
打越 雅仁 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (60447191)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高融点金属分離回収 / 廃棄物からのリサイクル / 溶融塩電解 / X線吸収分光 / 溶融塩 / 局所構造 / 金属の電解回収 / 核磁気共鳴 / ハロゲン化物溶融塩 / 金属生産工学 / 高融点有価金属回収 / 廃棄物再資源化 / 融体局所構造 |
研究成果の概要 |
廃棄物からの回収困難な高融点金属の溶融塩電解回収技術確立につながる基礎的知見を、溶融状態における局所構造と電解回収実験結果との比較により得ることを目的とした。主としてX線吸収分光を適用した高温溶融状態におけるその場測定で得られたデータをもとに、溶融塩組成や溶融温度と局所構造との関係を調べ、それを明らかにした。すなわち、低融点のフッ化物の一部を塩化物に置き換えた混合ハライド組成の溶融塩を用いることにより、大きな構造体が分解され、比較的低温の条件でも金属回収可能となることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで回収困難であった高融点金属の回収に溶融塩電解を適用するにあたり、塩組成を調整することによって電解温度の低温化、および得られる電析物の緻密化・平滑化が実現可能という指針を得ることができた。 このような成果を挙げるには、多元系試料中の目的金属元素周囲の局所構造を原子レベルで解析可能なX線吸収分光の適用、さらに高温溶融状態におけるその場測定を実施する工夫が重要であり、本研究でそれを実現した。
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