研究課題/領域番号 |
16K14504
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩本 剛 広島大学, 工学研究科, 准教授 (40274112)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 構造・材料 / 超高速材料試験 / 超高速衝撃試験 / テイラー式衝撃試験法 / 応力ーひずみ曲線 / 温度測定 / 超高速衝撃材料試験 / 応力-ひずみ曲線 / 航空宇宙工学 |
研究成果の概要 |
検力装置は,ホプキンソン棒法が最良であり,またサボについて,破砕防止は困難なことから,サボと試験片の分離が可能なよう,装置を製作した.続いて,テイラー試験中の温度上昇の測定を試み,赤外線検出素子の破損を防ぐための設置位置が問題であることがわかった.さらに,有限要素シミュレーションを実施し,ある時刻において,超高速度域における応力-ひずみ曲線が適切に測定可能であることを示した.以上の結果から,実際の試験装置により測定を実施したが,応力-ひずみ曲線を測定可能な時間がシミュレーションとは異なっており,加工硬化が表現できる曲線は取得可能であったが,応力を過大に測定するという問題がわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表面の多い微小試験片ではなく,バルクの状態の試験片を超高速で飛翔させることにより,超高速レベルのひずみ速度における材料の応力-ひずみ曲線の採取が可能となる.これにより,学術的には材料の超高速域における変形挙動や強度の評価が可能となる.社会的には,非常に大きな速度を持つゴミから,宇宙構造物をいかに保護するべきかの方策が,材料の選択により検討可能となる.宇宙構造物の創造に変化をもたらすことが期待され,我が国がイニシアチブを取って宇宙開発を推進する一策となりうる.
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