研究課題/領域番号 |
16K14508
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 公立諏訪東京理科大学 (2018) 諏訪東京理科大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
雷 忠 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 教授 (50392832)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ソーラープレーン / 太陽光エネルギー / 無人航空機 / 長時間滞空 / 災害救援 / 滞空飛行 / システム設計 |
研究成果の概要 |
本研究は災害救援と通信利用を目的として太陽光発電を用いた長時間滞空型無人機システム(UAS)の構築に機体システムに関する要素技術を開発することを目的とする。独自の設計思想を用いて高効率太陽光発電システムと高飛行性能と軽量化機体の開発に成功した。機体と動力システムの設計において空力性能と構造強度とソーラー発電を考慮し、lifting-bodyとmedium aspect ratio wingを組み合わせたhybrid lifting solar planeを考案して、設計・製作を行い、低高度飛行テストより設計手法を実証し、高度7000mで長時間滞空ソーラープレーン無人航空機を試設計した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのソーラープレーンは殆ど従来型の設計であるため、大きなアスペクト比の翼と大きな翼面積と軽量化機体を特徴とする。また、従来の民生用無人機は航続時間が短く、飛行高度が低いため、災害救援活動が限られてしまう。それに比べて、本研究では独自の設計を考案し、太陽光エネルギーだけで連続飛行を実証して、機体設計と動力システムに関する課題を解決し、実用化へ大きく進めた。長時間滞空型無人航空機が近い将来、災害救援を始め、交通監視や通信サービスなど、さまざまな分野でビジネスチャンスを生み出すことが期待されている。
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