研究課題/領域番号 |
16K14524
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
菅井 裕一 九州大学, 工学研究院, 准教授 (70333862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 石油増進回収 / 酵母細胞壁 / 界面張力 / オートクレーブ / コア試験 / 脂質 / タンパク質 / シミュレーション / 残留油飽和率 / 高温油層 / 酵母 / 残渣 / ペンダントドロップ / リン脂質 / 遊離脂肪酸 / 石油 / EOR |
研究成果の概要 |
本研究では、ビール酵母細胞壁による水-油間の界面張力の低下を利用した石油増進回収法の確立を目的とし、実験ならびにシミュレーションを実施した。 酵母細胞壁濃度が高く、そのオートクレーブ処理温度が高く、その処理時間が長いほど、界面張力が低下した。酵母細胞壁からの界面活性物質の溶出量が変化し、界面張力に影響を及ぼしたと考えられる。また、石油増進回収評価実験により酵母細胞壁水溶液の模擬油層への圧入により4~7%の増進回収が得られ、高い油増進回収効果が示された。これらの実験を再現するシミュレーションモデルを構築し、これを用いてフィールドスケールの検討を通じて本増進回収法の最適な実施条件を明らかにした。
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