研究課題/領域番号 |
16K14582
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
松村 暢子 帝京大学, 医学部, 助教 (30317698)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨髄間葉系幹細胞 / ゲノム編集 / microRNA / グルタチオン / 神経保護 / 神経細胞分化 / miR-96-5p / microRNA-96-5p / 幹細胞分化 |
研究成果の概要 |
神経変性疾患の自己幹細胞移植治療の実現を視野に入れ、幹細胞の劣化を改善するmiR-96ゲノム編集骨髄幹細胞の作成を目指した。マウス骨髄より神経細胞に分化する幹細胞を採取培養し、miR-96の遺伝子発現を欠失させるCRISPR/Cas9プラスミドを作成した。ゲノム編集や神経分化に必要な遺伝子導入効率の改善が得られ、細胞生存能力と細胞内GSHレベルを網羅的に解析するフローサイトメトリー解析法を構築した。現在、ゲノム編集した骨髄幹細胞の性状と分化誘導した神経細胞の生存能力の評価を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経変性疾患への自己骨髄幹細胞移植治療を実現するには、患者の幹細胞の劣化を改善する必要がある。細胞内のGSHの上昇は細胞に酸化ストレス抵抗性をもたらし、生存を促進する。本研究は神経細胞のGSHを増やす働きをするアミノ酸トランスポーターの発現を抑制するmiR96-5pをゲノム編集により欠損させ、GSH高発現の神経細胞を産生する骨髄幹細胞の作成を目指すものであり、得られた技術は再生医療の適応を神経変性疾患治療に広げることに貢献する。
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