研究課題/領域番号 |
16K14590
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
深澤 太郎 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10565774)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 再生 / アフリカツメガエル / interleukin-11 / 器官再生 |
研究成果の概要 |
アフリカツメガエル幼生は尾の高い再生能を示す。幼生尾再生は各組織中に存在する組織幹細胞より未分化細胞が誘導され各々の組織を再構築することで起こるとされる。本研究では、(1)尾再生においてinterleukin-11が複数組織の未分化細胞の誘導・維持に必要十分であることを示した。 (2)尾切断時のIL-11シグナリングの下流に位置する遺伝子のうちの一つについて、機能阻害時に尾再生が阻害されることを見出した。この因子がIL-11シグナリングの担う未分化細胞の誘導・維持という機能に関わる実働因子ではないかと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、アフリカツメガエル幼生尾再生において、尾切断後に発現するインターロイキン11が尾再生の源となる複数組織の未分化細胞の誘導・維持に必要十分であることを明らかにした。複数種の未分化細胞の誘導・維持を単一の因子が担うことを示すもので、未分化細胞の誘導・維持の機構が各組織で共通であることを意味するものと考えている。
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