研究課題/領域番号 |
16K14601
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 藤田医科大学 (2017-2018) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2016) |
研究代表者 |
吉村 文 藤田医科大学, 疾患モデル教育研究サポートセンター, 講師 (90466483)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | トランスジェニックラット / エクソソーム / 発育 / ラット / 羊水 / 脳 / 母乳 / 胚 / 実験動物 |
研究成果の概要 |
ラットを用いた母乳および羊水エクソソームの新生児や胎児に対する生理的機能を解明するため、それらの取り込み経路、羊水エクソソーム内包成分の解析を実施した。取り込み経路については、さらなる実験方法の改善が必要であった。羊水エクソソームに関しては、microRNAとタンパク質について解析した。タンパク質の網羅的解析から脳に関連する因子が検出されたことから、今後は脳を中心とした検証の必要性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体液中に分泌されるエクソソームを疾患の診断マーカーとして活用する研究が推進されている一方で、エクソソームの特定の細胞に取り込まれる性質や免疫制御・細胞修復機能などから、治療薬として活用する研究が検討されている。本研究対象の母乳エクソソームも免疫細胞に対する作用が検証されたことから、免疫治療への利用が検討されている。治療薬へつなげるには副作用や安全性の確保が重要となってくる。それには目的エクソソームの標的細胞を明らかにすることが必要である。胎児と新生児は脳の血管バリアが未成熟であるため、本研究の母乳と羊水エクソソームの神経細胞・グリア細胞への取り込み能力解明は、脳への影響について予想できる。
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