研究課題
挑戦的萌芽研究
EBウイルスは古くより多くのヒト癌への関与が示されているがその癌化メカニズムの詳細は不明な点が多い。本研究ではEBウイルスによる細胞癌化はRUNX3遺伝子上流に形成されるスーパーエンハンサーによりRUNX3遺伝子の発現が過剰に誘導されることが原因であるという仮説について、スーパーエンハンサー活性を薬剤JQ1により抑制したり、ゲノム編集手法CRISPR/Cas9法により欠失させることによって検討した。予想通り、スーパーエンハンサーが失活するとRUNX3の発現が低下し著名な細胞増殖抑制が見られた。従って、上記の仮説はほぼ正しいことが確認されたので、これらの結果の一部を国際誌に発表した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 7件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 備考 (4件)
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