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がん細胞の生存に必須な遺伝子を探索する

研究課題

研究課題/領域番号 16K14618
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

青木 勝彦  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80328278)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードがん / ゲノム編集 / 癌
研究成果の概要

がん細胞の生存に必須な遺伝子を探索するための新たなスクリーニング方法を確立した。まず、がん細胞に対して網羅的な遺伝子破壊を行った集団を用意し、その集団に対して抗がん剤を処理した。このとき、抗がん剤耐性に関与している遺伝子が破壊されている細胞では細胞死が誘導される。次に、死んだ細胞を回収し、そのDNAを解析することで抗がん剤耐性に関与する遺伝子の候補を選び出した。選択された4種類の遺伝子発現を抑制し、抗がん剤に対する感受性を調べたところ、そのうちの3種類は抗がん剤に対して脆弱になっていた。以上より、本研究で確立されたスクリーニング法の有用性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん細胞はその進展や治療の過程で環境に適応し、悪性度を高めることが知られている。本研究で確立したスクリーニング法は、抗がん剤耐性を獲得したがん細胞に対する新たな治療標的分子の探索に利用できるだけでなく、低酸素や低栄養などの特定の環境に適応したがん細胞に対しても利用が可能であると考えられる。本研究のスクリーニング法によって得られる情報は、その環境での生存に必須な遺伝子の同定につながり、そのような遺伝子の機能を理解することで、がん細胞の環境適応機構の解明や環境適応機構を逆手に取った治療標的分子の探索が可能になると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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