研究課題
挑戦的萌芽研究
トランスポゾンはゲノムに散在する反復配列であり、染色体編成変化の原因の一つに挙げられる。しかしその背景にある分子メカニズムは明らかではない。今回私たちは、トランスポゾンRNAの染色体編成変化への関与を明らかにした。私たちはこれまでに、分裂酵母モデルアッセイを用いて、ストレスなどに応答して発動する正規な細胞プログラムがトランスポゾンを介した染色体編成変化を生み出していることを明らかにしてきている。今回は、減数分裂での機能が知られる転写産物介在の相同染色体ペアリング促進機構がトランスポゾンを介した私たちの染色体編成変化でも機能することを見出した。減数分裂組換えと染色体編成変化の共通性が示された。
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PLoS Genetics
巻: 13 号: 2 ページ: e1006606-e1006606
10.1371/journal.pgen.1006606
120006697213
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/ishii/index.html