研究課題/領域番号 |
16K14686
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
山田 悠介 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教 (20391708)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タンパク質X線結晶構造解析 / 放射光 / 自動化 / 放射光ビームライン / X線結晶構造解析 / 量子ビーム / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
タンパク質X線結晶構造解析はタンパク質の立体構造を原子レベルで明らかにすることが出来る非常に強力なツールである。しかしながら解析に十分な回折能を有する結晶を得ることが重要で、このための技術開発が求められている。 本研究では、タンパク質結晶が析出した結晶化ドロップ全体に対して微小なX線を走査し、それぞれの箇所で得られる回折パターンを解析して得られる指標をマッピングすることで、結晶化ドロップ中のタンパク質結晶の位置や大きさ、個数、回折能などを可視化する回折イメージング法を開発した。また、この可視化されたイメージと結晶化条件を結び付けて、さらに良い結晶化条件を探索することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで結晶化ドロップの観察では可視光などを用いて、結晶の形状に関する情報のみが得られていた。本研究で開発した回折イメージング法を用いることで、結晶の形状だけでなく、X線回折能の情報まで取得することが出来る。この情報は構造解析の結果に直結するものであり、結晶化条件探索から構造決定までの工程をシームレスに連携させることで、学術には重要だが解析困難なタンパク質での構造解析を可能にすることが期待できる。
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