研究課題/領域番号 |
16K14688
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
伊原 健太郎 国立研究開発法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 研究員 (90647207)
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研究分担者 |
羽藤 正勝 国立研究開発法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 嘱託職員 (40357786)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膜タンパク質 / 脂質メソフェーズ結晶化 / イソプレノイド鎖型脂質 / Gタンパク質共役型受容体 / アデノシンA2A受容体 / 脂質メソフェーズ結晶化法 / 結晶構造解析 / 脂質メソフェーズ法 |
研究成果の概要 |
脂質メソ相は膜タンパク質の結晶化に有用であるが、利用できるマトリクス脂質はモノアシルグリセロール(MAG)に限られてきた。そんな中、我々は安定な脂質メソ相を形成するイソプレノイド鎖型脂質(IPCL)を見出した。IPCLは特徴的な飽和分岐アルキルを持ち、MAGと比べより低温でも脂質メソ相が安定である。IPCLの有用性を示すため、GPCRの一つアデノシンA2A受容体の結晶化を行ったところ良質な結晶が得られ、クライオ温度、4°C、20°Cの三つの異なる測定温度で構造解析に成功した。これにより、IPCLはヒト由来膜タンパク質の結晶化に有用であり、幅広い温度範囲で結晶構造解析を実現できる事が判明した。
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