研究課題/領域番号 |
16K14697
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
樹下 成信 岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 助教 (60646917)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 小胞型神経伝達物質トランスポーター / 小胞容量変化 / 脂質 / しょ方法型神経伝達物質トランスポーター / 小胞容量測定 / 生化学 / 構造生物学 |
研究成果の概要 |
小胞容量変化を測定する中で、小胞型神経伝達物質トランスポーターが脂質により制御されることを明らかにした。 小胞型神経伝達物質トランスポーターはオリゴマーとして機能し、オリゴマーは脂質により制御されていること。さらに特定脂質により、小胞型神経伝達物質トランスポーターの輸送活性や、オリゴマーの形質が変化していることを明らかにした。この成果は神経科学伝達上必須の事柄であり、脂質代謝異常による神経病や精神疾患が指摘されている昨今、この結合部位を介した創薬につながる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築した系はこれまで解析のできなかった小胞容量の変化の継時変化を測定できうる系として非常に有用である。また、測定方法の違いに伴い、これまでの既存の方法に比べて粒子サイズが若干多く検出されるという点があるが、非破壊的にサンプルを測定できる点も魅力的である。今後この系を用いることで、これまで不明だった、様々な条件での小胞容量変化の測定にも用いることができ、その汎用性は高い。
|