研究課題/領域番号 |
16K14707
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
廣明 秀一 名古屋大学, 創薬科学研究科, 教授 (10336589)
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連携研究者 |
伊倉 貞吉 東京医科歯科大, 難治疾患研究所, 准教授 (50251393)
濱田 大三 神戸大学, 大学院工学研究科, 特命准教授 (60372132)
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研究協力者 |
天野 名都子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 分子シールド効果 / 分子夾雑 / 高分子クラウディング / 朝倉・大沢理論 / 天然変性タンパク質 / アミロイド線維 / 化学シフト / アミド水素 / 温度依存性 / 凍結保護 / 凝集抑制 / アミロイド繊維形成 / タンパク質 / 生体分子 / 分子クラウディング / 選択的水和 |
研究成果の概要 |
分子クラウディング効果とは,細胞内のような高濃度の高分子溶液中で,分子の性質が変化する現象である.筆者は,天然変性タンパク質(IDP)の高分子クラウダーとしての性質に着目し,ヒトゲノムにコードされているIDPにタンパク質に対する凍結保護活性を見出した.この効果は,従来理論(排除体積効果)では説明できず,新たに分子シールド効果について解析する必要がある.二つのモデルタンパク質(VLドメイン・Aβペプチド)で検証し,IDPには新たにAβペプチドのアミロイド線維形成阻害活性があることを見だした. 併せて,既存のタンパク質試料中からIDP領域を判別する簡便なNMR分析手法の開発にも成功した.
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