研究課題/領域番号 |
16K14730
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
阪口 雅郎 兵庫県立大学, 生命理学研究科, 教授 (30205736)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 膜タンパク質 / 細胞小器官 / ミリスチル化 / 細胞オルガネラ / オルガネラ / シグナル配列 / 局在化 / 生体膜 / 生合成 / ペルオキシソーム / 小胞体 |
研究成果の概要 |
細胞を構成する様々な生体膜には多様な内在性膜タンパク質が存在する。真核細胞では、内在性膜タンパク質はその疎水特性によって、小胞体に標的化されるのがデフォルトである。しかし、疎水特性を持ちながら小胞体に標的化されない膜タンパク質が存在する。ここではそのための、膜タンパク質小胞体回避の分子機構を追求した。タンパク質N末端ミリスチル化酵素が、ペルオキシソーム膜タンパク質ABCD3の小胞体標的化を抑制する因子本体であることを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
真核細胞の中では、多種の膜タンパク質がそれぞれ独自の機能する領域で役割を発揮することが必要である。膜タンパク質のその疎水性特性から、小胞体に向かう巧妙な機構によって大半が小胞体に配置される。しかし、小胞体からゴルジ体を経て細胞膜やリソソームに至る膜系以外の細胞小器官の膜タンパク質は、この小胞体標的化機構を回避する。この回避機構に関わる因子を明らかにすることができた。それは、タンパク質の先頭N末端に脂肪酸であるミリスチル基を付加する酵素であった。
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